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2020年6月26日

「熱交換システム」ってどんな仕組み?気になる住宅用語を解説!

こんにちは、敷島住宅の企画設計部です。

「真夏のエアコンの効いた室内にいると、生ぬるい外気が入るのがイヤ」
「真冬の暖かい部屋にいるのに、隙間風のように冷たい空気が入ってくる」
といったご不満をお持ちの方もおられるのではないでしょうか。
これは、24時間換気により外気が給気される際に、室温との温度差で起こる問題です。

そんな不満を解消できるのが、第一種換気の「熱交換システム」。
では、その「熱交換システム」とはどういった仕組みなのか、今回はそんな疑問にお答えします!

「熱交換システム」とは?

わかりやすく、真冬の温度でご説明しましょう。

外気をそのまま給気する換気システムでは、暖められた室内の空気を排出し、冷たい外気を給気します。
そのため、室内の温度が下がり、空気の通り道ではひんやりと冷気を感じる場合があります。
また、室温が下がった分暖房が必要となるため、光熱費が気になるという方もおられるのではないでしょうか。

熱交換システムは排気の暖められた空気に含まれる温度を、給気する冷えた空気に移すことで、室温と給気の温度差を少なくします。
弊社で採用している第一種換気システムでは熱交換率は約70~80%と高く、省エネ効率が高いというのもメリットです。

熱交換システムには、「顕熱交換」と「全熱交換」があります。
「顕熱交換」は温度のみを交換し、湿気はそのまま外へ排出されるシステム。
湿度が外気の影響を受けやすいのが特徴で、寒冷地に向きます。
「全熱交換」は温度と湿度の両方を交換し、室内の湿度は一定に保たれるシステムです。
温暖な地域に向き、真冬の乾燥を防ぎ、梅雨の時期でも湿度を快適に保てるのがメリットです。

どんな仕組みで熱を交換するの?

「きれいな空気と汚れた空気が混ざってしまわないの?」と心配になる方もおられるのではないでしょうか。
「給気と排気の熱を交換」と言っても、イメージしにくいので、図をご用意いたしました。

弊社採用のシステムでは、上図のように給気と排気が層のように分かれています。
この層は熱と湿気を通し、空気そのものは通さないため、給気と排気が混ざる心配はありません。

図は、冬の暖められた室内の空気と冷えた室外の空気のイメージですが、夏も同様に熱の交換ができるため、冷房により快適な温度と湿度に調整された状態を保つことができるのです。

まとめ

今回は第一種換気の「熱交換システム」についてご説明しました。

弊社ではオプションとして、全熱交換の第一種換気システムをお選びいただけます。
PM2.5対策フィルターの取り付けもできますので、花粉症やアレルギーといった健康面が気になるお客様にもおすすめです。

気になる用語を解説!「第一種換気システム」とは?
「24時間換気」とは?気になる用語を解説!

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