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2021年5月21日

お家照明の種類

※本記事は、2021年5月21日時点の情報になります。

生活には欠かせない照明器具ですが、どんな種類があるのか知らない人も多いのではないでしょうか。
ここでは、インテリアとしてだけでなく、明るさや色合いなどの実用性の部分もふまえて、照明器具の種類と特徴を説明していきます。

照明器具の種類と特徴

 

まずは、照明の種類と特徴をご紹介しましょう。

・シーリングライト
天井(シーリング)に直接取り付け、室内を均一に明るく照らすことができる照明器具です。主にメイン照明として使用されることが多い器具です。

・ペンダントライト
天井や梁などからチェーンやコードで吊り下げ、食卓テーブルなど限定的な範囲を照らす照明器具です。

・ダウンライト
天井に埋め込んで設置する小型照明で、天井からライトが飛び出さないため、すっきりとした空間に見せることができ、照明の陰影を楽しむことができます。

・ダクトレール(ライティングレール)
レール上にスポットライトやペンダントライトなどをお好みの位置で複数台取付けられる配線器具です。

・ブラケットライト
壁に取り付ける照明で、外壁や玄関先、室内の吹き抜けや階段、ホール、寝室、トイレ、カウンター上など様々な場所で使用します。全体が光るタイプだけでなく、間接照明として壁を照らすタイプもあります。天井よりも光源が近くなるため、照度を得やすくなります。

・フットライト
足元を照らすための照明器具で、夜間移動の安全確保のため、廊下や階段・ベッドサイドなどの低い位置に設置する、実用性を重視した照明器具です。

・スポットライト
ピンポイントで対象物を照らすための照明器具です。絵画や置物などインテリアに向けて照らしたり、空間を立体的に演出することができます。
器具の方向を変えることが出来るので、天井や壁を照らしたり、手元だけを照らすなど自由に光の向きを調整できます。

その他、インテリア要素の強い置き型照明として、床に設置する「フロアスタンド」や、卓上に置く「デスクスタンド」などがあります。

ランプの種類と特徴

照明器具に取り付けるランプの種類も説明します。

・LED
LEDは多彩な光の色の表現が可能で、調光・調色も可能です(商品は限定されます)。
白熱灯と比べると、電気代は1/8と、とても省エネのため、点灯時間の長いリビングのダウンライトや屋外の玄関灯、ガーデンライトなどに採用される方が増えています。
寿命は白熱灯の20倍以上と非常に長寿命です。ランプ交換の面倒な高天井・外部など、取り換えの難しい場所におすすめです。
また、LEDの光は紫外線をほとんど含まないので、スポットライトで写真や絵画を照らしても、光で傷んだり色あせたりしにくくなります。熱くならない光は観葉植物への照明としても使用できます。

光の色とその効果

光を暖色系・寒色系などで表現することがありますが、光は「色温度」で表すことができます。色温度には「K(ケルビン)」という単位が定められており、暖色系の色味は色温度が低く、寒色系は高くなります。

2600~3250K(JIS)電球色:赤みがかったあたたかみのある光色です。リラックス効果が高いと言われ、旅館などに採用されています。
3250~3800K(JIS)温白色:電球色と昼白色の中間色で、ややあたたかみのある光色です。
4600~5500K(JIS)昼白色:さわやかな白い光色です。物の色を判別できる色味のため、学校や病院などで採用されています。
5700~7100K(JIS)昼光色:日中の自然光のような、青みがかった明るい印象の光色です。

LED照明には色温度の種類が記載されているので、どんな色合いの照明にしたいか参考にしながら照明器具を選びましょう。
また、リモコンやスマホで光の色や光量

・リビング
リビングの照明は、インテリアのテイストも考慮して選びましょう。
電球色や温白色の色味にしてリラックスできる空間にしたり、昼白色の色味でモダンでシンプルな雰囲気にするのもいいでしょう。
家族団らんや映画鑑賞、新聞を読むなど、家族全員が快適に様々なシーンに合わせて使い分けできるよう、光の色や明るさを変えられる照明器具がおすすめです。

・ダイニング
ダイニングテーブルを照らすペンダントライトを配置し、食べ物を美味しそうに見せてくれる電球色や温白色のランプにするのもおすすめです。

・寝室
リラックスして睡眠をとるために、明るさを控えめにして直接目に光が入ってこない間接照明を採用するなど、目に優しい快適空間を作りましょう。
ベッドサイドのスタンドライトなどは、なるべく低い位置に設置すると、リラックス出来るでしょう。
また、夜間トイレに行くためのフットライトやサイドライトなどを設置するのもおすすめです。

・子ども部屋
子ども部屋の照明には、シーリングライトなどでお部屋全体が明るくなるようにしましょう。学習する机には、デスクライトを設置して手元を照らすようにします。
常夜灯のあるもので調光できる照明器具にすると、真っ暗の中眠れないというお子様も安心です。

照明選びの際の注意点

・同居する家族構成によって明るさを考慮する
同居する家族構成によって、必要とする明るさが違います。とくに高齢者がいる場合には配慮が必要です。十分な明るさだと思っていても、高齢者には暗く感じることがあるのです。また、同じ明るさでも色温度が高く白っぽい光の方が、細かな文字が読みやすくなります。
リビングは家族全員がいろいろなシチュエーションで過ごすことがあるので、調光・調色機能のある照明を選ぶといいでしょう。

・正しい使用方法を守る
屋外で使用する防犯ライトやイルミネーションなどの照明は、必ず防滴・防水タイプの屋外専用製品を選びましょう。屋内用の製品を使用すると、雨や湿気により漏電や火災が発生する可能性があります。

まとめ

最近では、照明器具は明るさを得るためだけのものではなく、インテリアとして考えられるようになってきています。天井からの照明だけでなく、壁や天井を照らす間接照明や、置き型の照明を使用することによって、好みのインテリア空間を作ることができます。
明るさや用途も考慮しながら、家族の過ごしやすい快適空間を彩る照明を選んでいきましょう。

照明に興味を持たれた方は、こちらの記事もどうぞ

「照明の種類はこんなにあるの!?その特徴をご紹介! その1」

「照明の種類はこんなにあるの!?その特徴をご紹介! その2」

執筆者/敷島住宅のインテリアコーディネーター
執筆者/敷島住宅のインテリアコーディネーター
敷島住宅のインテリアコーディネーターが執筆者です。お客様の住まいのお手伝いをいたします。
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