• 知っておきたい用語解説
2019年10月2日

住宅の「モジュール」って?気になる用語を解説!

こんにちは、敷島住宅の企画設計部です。

物件の図面や間取りを見る時、「尺」や「間」といった単位を見たことはないでしょうか?図面に出てくる「尺」などはモジュールと呼ばれ、寸法の単位のことを表します。モジュールには種類があり、使う単位によって縮尺が違ってきますので、マイホームをご購入の際などには注意が必要です。

今回はそんな「モジュール」について解説していきます!

「モジュール」とは?

建築設計上の基準となる基本寸法、基準単位のことを表します。建築物の柱と柱の距離や、畳の寸法などを指す、メートルや尺や間などの単位のことです。日本の一般的な住宅では「910mm=3尺」単位の「尺モジュール」が多く使用されていますが、ここでは3つのモジュールをご紹介しましょう。

尺モジュール

まずは日本の一般的な住宅で多く使われている尺モジュールです。こちらは、畳の大きさ(1畳=182mm×910mm)で家の大きさを決めてきたことが由来なので、わが国では最もポピュラーなモジュールになります。そのため、日本で流通している建材は尺モジュールで計算されたものが多く、他のモジュールで設計してしまうと、少し割高になったり無駄が出てきたりと不都合の生じる場合もありました。しかし最近ではメーターモジュールに合わせた建材なども多くなってきています。

メーターモジュール

対して、「1m」を単位としたものが「メーターモジュール」です。最近ではバリアフリー化なども増え、尺モジュールよりも広めの単位である「メーターモジュール」を採用するハウスメーカーも増えてきました。
同じ1坪でも尺モジュールより20%ほど広く、そのぶん建物全体が大きくなることから、コストや建坪率、容積率にも影響が出てきます。

インチモジュール

日本ではあまり見かけることがありませんが、インチモジュールというのもあります。メーターモジュールよりも広い1218mmが基本単位になっており、北米の本格的な輸入住宅などで使われます。

まとめ

今回は、「モジュール」について解説しました。メーターモジュールのほうが自然に廊下や空間にゆとりを持たせることができますが、尺モジュールであれば少しコンパクトになるため、部分的にサイズを変えるなど生活動線に合わせた設計が可能です。和室などを考える際は、建材も種類が多い畳に合わせた尺モジュールがお勧めですね。なお、敷島住宅では尺モジュールを主に採用しています。また一部では、尺モジュールとメーターモジュールの間をとった950mm単位のモジュールを採用した分譲もございます。詳しくは敷島住宅までお気軽にお問合せください。

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