• 知っておきたい用語解説
2019年9月4日

「建築基準法」ってなに?気になる住宅の専門用語を解説!

こんにちは、敷島住宅の企画設計部です。

建築基準法という言葉を耳にしたことはないでしょうか?建築基準法とは、一般の住宅や建築物を建てる場合に、守らなければいけないルールのようなものです。すべてを理解しておく必要はありませんが、ある程度でも理解しておくと、家を建てる際や物件を購入する際など、話がスムーズにまとまりやすいです。

今回は、そんな建築基準法について簡単にご紹介していきます。

建築基準法とは

建築基準法とは、建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する最低の基準を定めて、国民の生命、健康及び財産の保護を図り、もつて公共の福祉の増進に資することを目的として定められた法律です。(建築基準法・第1章総則・第1条)

いわば、家そのものだけでなく、その家が建つエリアを健全に保つために定められているのが建築基準法です。守らなければいけないルールであり、例えば、家を建てる際に必要な建築確認申請でも、申請書類に含まれる計画が建築基準法に則っているかなどが厳重に確認されます。

それと同時に、少し似た法律で「都市計画法」というものもあります。建築に関する一般法であるとともに、都市計画法と連係して都市計画の基本を定める役割を担うため、建築基準法と都市計画法は、密接な関係にありますので、ぜひ合わせてご覧ください。(都市計画法の記事へリンクを入れる予定です)

建築基準法に関連してくるもの

先ほど述べた「都市計画法」もそうですが、建築基準法にはそれぞれ関連してくる用語や法律なども出てきます。

建築基準法では、遵守すべき基準として、個々の建築物の構造基準(単体規定、具体的な技術基準は政省令等で詳細に定められている)、都市計画区域内の建物用途、建ぺい率、容積率、建物の高さなどを規制する基準(集団規定)が定められています。

建築規定とは、正式には「建築基準関係規定」といい、日本の建築基準法に基づく建築確認や検査の際に守らなくてはいけない各法令の総称のことをいいます。詳しくは、関連記事をご覧ください。

【関連記事】
「建築規定」って何?住宅を建築する際に注意すべきこととは

建ぺい率とは、敷地面積に対する建築面積の割合のことをいいます。例えば、建ぺい率が50%と指定されている場合は、土地の面積に対して半分の敷地面積の建物しか建てることができません。詳しくは、関連記事をご覧ください。

【関連記事】
住宅の「建ぺい率」について解説!建ぺい率の規制とは?

他にも、絶対高さの基準や容積率など、様々な規定が定められています。それらをまとめて、ルールのようにしたものが「建築基準法」になります。

まとめ

今回は、建築基準法についてご紹介しました。家を建てたりする際のルールである建築基準法ですが、土地選びの時点から意識しておくといいでしょう。そういったご相談も、ぜひ敷島住宅にお気軽にご相談ください。

執筆者/敷島住宅企画設計部
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