• 建材
  • 知っておきたい用語解説
2019年1月9日

「鴨居」と「敷居」ってなに?知っておきたい建築の基本

こんにちは、敷島住宅の企画設計部です。

皆さんの現在のご自宅や以前住んでいたご実家に、和室はありましたか?
マンションであれば、和室のような部屋はほとんどないでしょうし、一戸建ての家であっても和室が設けてある家庭は現在では少ないのではないでしょうか。
そのため、和室についてあまり聞いたことがない方、イメージしにくい方も多いと思います。

鴨居とは

鴨居とは、和室で障子や襖などをはめ込むための上部に取り付けられた横木を指します。
一般的には、溝が2本ありますが、種類によっては1本のみの鴨居もあります。
鴨居の語源は、水鳥である鴨が由来です。
家が火事に遭わないようにという願いが込められていると言われています。

敷居とは

敷居とは、障子や襖などをはめ込むための下部に取り付けられた部材です。
鴨居が上部に取り付けられるのに対して、敷居は下部に取り付けられます。
二つはセットになっていると言えます。
敷居は建具を受けるレールの役目だけでなく、部屋を仕切る役目も果たします。

敷居のバリアフリー工事

敷居は、部屋と部屋の境目となる部分で、基本的に段差状になっています。
しかし、近年、お年寄りや赤ちゃんがつまずいて転んでしまうことが懸念されるようになり、バリアフリー工事を行うことが増えてきました。
例えば、段差を無くすために小さなスロープを設置したり、引き戸を上から吊るし、敷居それ自体を無くしてしまうということも可能です。

「敷居が高い」という言葉について

敷居は、出入り口を表す境界としての出入り口敷居、窓をはめ込む際に用いられる窓敷居の2つに大きく区別されます。
不義理が原因でその人の家に行きにくいという意味の「敷居が高い」は、敷居が出入り口との境界を表すためです。
現在では、お店が高級すぎて行きにくい、上品すぎて行きにくいというような意味で使われる場合もあります。

最後に

今回は、鴨居と敷居についてご説明しました。
鴨居と敷居は、現在ではデザインに多くの種類が生み出されており、和室だけでなく洋室にも使われています。
新築を検討される際は、ぜひ鴨居や敷居にも注目してみてください。

執筆者/敷島住宅企画設計部
執筆者/敷島住宅企画設計部
敷島住宅設計部が執筆者です。お客様の住みやすさを考えた暮らし方提案をしています。
  • ぜひお近くのモデルハウスを見学してみましょう。

    shikishima-townでは大阪・京都・滋賀などの分譲物件情報をお届けしています。

    近くの分譲地情報を見る

関連記事

「不動産取得税」って?気になる用語を解説!

マイホームを購入する際、考えなければいけないことの一つが税金です。物件価格以外にも様々な出費があるので、それら…

  • 建材
  • 知っておきたい用語解説

道路ってどんな定義なの?気になる用語を解説します!

敷地に住宅を建てるためには幅員4メートル以上の道路に2メートル以上接していなければ建物は建てられないことをご存…

  • 建材
  • 知っておきたい用語解説

「不整型地」のメリットを解説!土地選びをしている方必見

土地選びをしている方で、 「いい土地に住みたいけど費用も気になってしまう」 とお悩みの方はいらっしゃいませんか…

  • 建材
  • 知っておきたい用語解説

「逆転プラン」とは?間取りの配置で得られるメリットとデメリット

皆さんは「逆転プラン」というものをご存知ですか? 逆転プランとは、快適な住生活を送るための選択肢の1つです。 …

  • 建材
  • 知っておきたい用語解説

「パッシブデザイン」とは?メリットや目的についてご紹介!

新たな住宅を検討している方で、「パッシブデザイン」という言葉をお聞きになられたことはありますか? 今回は、パッ…

  • 建材
  • 知っておきたい用語解説
上へ