• 安心安全
  • 知っておきたい用語解説
2019年10月15日

「省令準耐火構造」って?気になる用語を解説!

こんにちは、敷島住宅の企画設計部です。

住宅について調べていく中で、「準耐火構造」という言葉を聞いたことはないでしょうか?住宅の中には、火災に対して強い構造になっているものがあり、耐火性に秀でたものや防火性に秀でたものなどもあります。今回はその中でも、「省令準耐火構造」について解説していきます!

「省令準耐火構造」とは?

建築基準法で規定されている準耐火構造に則った防火性能を持つ構造として、住宅金融支援機構が定める基準に適合した住宅のことを指します。似た言葉の「耐火構造」や「準耐火構造」などは建築基準法によって規定されていますが、「省令準耐火構造」は住宅金融支援機構によって規定されています。

省令準耐火構造には3つのポイントがあります。1つ目は、「外部からの延焼防止」です。もらい火を防ぐため、屋根や外壁などの防火性が高く、瓦やスレートなど不燃性の素材を使って住宅を構造していく形になります。

2つ目は、「各室防火」です。火災が発生してしまった時に、被害を少なくするには発生源とそれ以外の部屋とを区切り、燃え広がらないようにすることが大切です。室内の壁や天井には火に強い石膏ボードなどを使うことで、燃え広がるまでに時間がかかるため、消火作業が容易になります。

3つ目は、「他室への延焼遅延」です。2つ目と似ていますが、他の部屋への延焼を防ぐため、ファイヤーストップ材などを素材に使い、火が住宅全体に広がるのを防ぎます。

「省令準耐火構造」のメリットは?

「省令準耐火構造」のメリットとしては、火災保険料を安くできるという点です。火災保険料は建物の構造により金額が決まります。そのため、耐火構造と非耐火構造では保険料が違ってくるのです。

「省令準耐火構造」は、15分間以上の耐火性能があり、なおかつ各室防火の機能を満たすことが条件となります。「耐火構造」や「準耐火構造」は45分以上の耐火性能を持つ構造のことを指しますが、その条件を満たすためにはより多くの施工費がかかってしまいます。「省令準耐火構造」なら、施工費も抑えながら火災保険の割引を受けることが可能になります。

まとめ

今回は、「省令準耐火構造」について解説しました。「省令準耐火構造」は住宅金融支援機構によって規定されており、火災対策はもちろんのこと、火災保険料の割引が適用されるというメリットもあります。

敷島住宅分譲地の自由設計の家では、防火戸や防火窓の設備も対応可能です。詳しくは、ご相談ください。

  • ぜひお近くのモデルハウスを見学してみましょう。

    shikishima-townでは大阪・京都・滋賀などの分譲物件情報をお届けしています。

    近くの分譲地情報を見る

関連記事

自宅でお手軽グランピング!今話題のベランピングとは?

最近話題になりつつある、「ベランピング」。 自宅のベランダでアウトドアを楽しむということで、最近少しずつベラン…

  • 安心安全
  • 知っておきたい用語解説

最近話題の「バーチャルモデルルーム」とは?

「バーチャルモデルルーム」という言葉を耳にした覚えはないでしょうか?昨今のVR技術の進歩によって、実はモデルル…

  • 安心安全
  • 知っておきたい用語解説

玄関のごちゃつきを解消したい!シューズクロークの魅力

目次1 シューズクロークとは?2 どんなものを収納できるのか?3 シューズクロークの扉3.1 その1 扉をつけ…

  • 安心安全
  • 知っておきたい用語解説

「換気計画」とは?知っておきたい住宅用語

感染症予防の観点から注目を集めた換気。 建築基準法で定められている「24時間換気」についてや、「換気システム」…

  • 安心安全
  • 知っておきたい用語解説

「鴨居」と「敷居」ってなに?知っておきたい建築の基本

皆さんの現在のご自宅や以前住んでいたご実家に、和室はありましたか? マンションであれば、和室のような部屋はほと…

  • 安心安全
  • 知っておきたい用語解説
上へ