• 知っておきたい用語解説
2019年10月9日

「勾配天井」ってなんのこと?気になる用語解説集!

こんにちは、敷島住宅の企画設計部です。

「勾配天井」という言葉をご存知でしょうか?聞いたことはなくても、目にしたことはきっとあるでしょう。文字から何となくどんなものか想像することができるように、勾配天井とは、勾配がついている、つまり斜めになっている天井のことを指します。勾配天井のある家は、空間が横だけでなく縦にも広がることで、開放感はもちろんのこと、部屋の雰囲気もがらりと変わります。

今回は、そんな勾配天井についてご紹介していきましょう。

勾配天井とは?

勾配天井とは、一般的な平らの天井ではなく、斜めにすることで天井を最大限高くし、空間を持たせた天井のことを指します。屋根裏として使われているデッドスペースを部屋の空間として使えるため、天井が高くなり、梁が見えることで部屋の雰囲気がガラッと変わってきます。

勾配天井のメリット

続いて、勾配天井のメリットをみていきましょう。

開放感が出る

一般的な平らな天井よりも、勾配にしている分だけ空間が縦に広くなりますから、視線が上にも抜けるようになり、広がりを感じられます。私たちは空間を面積だけではなく、高さも含めた体積で感じているので、同じ広さなら縦に広い方が開放感は出るのです。

また、勾配天井はロフトとの相性が抜群です。本来高さがないロフトスペースでも天井をギリギリまで高くできるので居心地の良いスペースになります。

例えばこちらのロフトは屋根の勾配を利用することで、高さのある場所は大人でも立つことができます。
また、高さの低い壁に低い棚を設置し、高い方へ低めのソファーを置くことで、とてもリラックスできる空間を造り上げています。

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部屋が明るくなる

勾配天井にすることで、本来の天井よりも高さができ、外壁の高い位置まで窓を開けることができます。高い位置から光が入ってくることで、より部屋の奥まで光が届き室内が明るく感じるでしょう。高い位置にある窓は、他の視線を気にせず光を取り入れることができるのでオススメです。

風通しが良くなる

暖かい空気は上へ、冷たい空気は下へ流れていくという性質があるため、勾配天井によって高い位置に窓をつけることができれば、この性質を利用して部屋の通気性を上げることができます。風通しがよくなることで、効率的な空気の入れ替えができます。

まとめ

今回は、勾配天井についてご紹介しました。デッドスペースを有効利用できるほか、部屋に開放感が出ることで居心地の良い空間にもなります。
もちろん、工事費などはかかってしまいますが、それを補って余りあるほどメリットを持つ勾配天井。縦に広い空間は落ち着きやすく、くつろぎやすい空間とも言えます。

しかし、通常の照明器具が設置できないケースや照明計画が難しいこと、また構造計算上できない場合もあるので、詳しくは敷島住宅にご相談ください。

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