• 屋根・外壁
2018年5月23日

セルフクリーニング機能って?サイディングの親水性を詳しく解説!

こんにちは。敷島住宅の企画設計部です。

あらゆるものは、長年使うほど、汚れが付着して当初の美しさを失っていきます。それは、家でも同様です。一般的には築年数を重ねるほど、外壁の汚れが積み重なっています。

多くの家が年月とともに外観の美しさを失っていく中で、「何年か前に建った家なのに、新築のようにきれいな外壁だな」と思う家に出会ったことはありませんか?

そのような家は、「セルフクリーニング機能」を持つサイディングを使った家かもしれません。

今回は、外壁の「セルフクリーニング機能」と、それに必要な「親水性」についてお話しします。

 

外壁の親水性とは?

「親水性」という言葉の意味をご存知ですか?

文字の通り、水の相性がいいということを意味します。一般的に、水と混ざりやすい性質や、水を吸収しやすい性質をもつ物質が「親水性の高い物質」と言われています。

それでは、外壁における「親水性」はどのような意味なのでしょうか?

親水性のある外壁とは、表面に水が広がり、水滴が入り込むような性質を持つものを指します。反対に、撥水性の高い外壁は、水が表面に広がらず、玉のように水滴が付くものです。

 

セルフクリーニング機能を持つサイディングとは?

セルフクリーニング機能を持つサイディングとは、親水性があり、雨で汚れを洗い流す機能がある外壁材を指します。

水となじむ「親水性」のある外壁より、水をはじく「撥水性」のある外壁のほうが、汚れもはじくのでは?と感じられるかもしれません。しかし、「撥水性」のある外壁は、水ははじきますが、油成分の汚れを防ぐことができないため、しだいに汚れが溜まっていきます。

一方、「親水性」のある外壁は、空気中にある水分子を取り込み、外壁の表面に薄い水の膜を作ります。そうすることで静電気を抑え、ほこりなど付着しにくいだけでなく、付着した汚れも水分の膜の上にあるため、雨の日に綺麗に洗い流せるのです。このように、雨の日に外壁自ら汚れを落とす機能を、セルフクリーニング機能と呼びます。セルフクリーニング機能のある外壁は、長期間外観の美しさを保つことができるでしょう。

家の外壁は、大切なその家の印象を大きく左右するものです。そのため、ずっと綺麗な状態を保ちたいですよね。クリーニングを外壁自ら行ってくれる、親水性のあるサイディングは、とても大変な外壁のお手入れをしなくても、長期間美しい状態を保ちます。

セルフクリーニング機能のあるサイディングは、皆さんのお家を美しく保つために適した外壁材です。外壁選びの際は、柄や色などこだわるのはもちろん、セルフクリーニング機能があるかどうかもご検討ください。

当社の分譲住宅では標準仕様としてニチハからお選びいただけます。是非住宅選びの参考にしてくださいね。

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