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こんなにあるの!?窓の種類とその特徴 その3
こんにちは、敷島住宅の企画設計部です。
一口に窓と言ってもたくさんの種類があります。
「こんなにあるの!?窓の種類とその特徴 その1」「こんなにあるの!?窓の種類とその特徴 その2」で紹介したのは窓の開き方の違いによる種類でした。
それ以外にも窓を設置する位置によっても窓の種類は異なります。
今回は、設置する場所や位置で名称が変わる6つの窓の特徴について解説いたします。
コーナー窓
室内の角に設置する窓をコーナー窓と言い、角に沿って角全体を覆うように設置します。
部屋の角を窓にすることによって壁のガラス部分が増えるため、多くの光を室内に取り込めるようになります。
一方で角がガラスに代わるため、耐震性が劣ってしまう問題があります。
掃き出し窓
壁のある部分から床まで続いている窓を掃き出し窓と言います。
主に、リビングと庭の境目のような室内と室外をつなぐ場所に設置されます。
床まで続く大きな窓を設置するため、採光量が増えるだけでなく、外の景色がよく見えるようになり、開けると風通しも良いのが特徴です。
地窓
地窓(じまど)は床面に接した位置で横長に設置する窓です。
地窓の高さは住んでいる人の目線よりも低いため、外からの視線を気にせずに生活したり、換気したりできます。
しかし、地窓のみだとあまり風が通り抜けないため、天窓や高窓と合わせて利用して空気の通り道を作るのがおすすめです。
天窓
天窓は屋根や屋上に設置し、トップライトとも呼ばれます。
その最大の特徴は取り込める光の量です。
壁に設置した窓より、天井に設置した窓からの方が室内に約3倍もの光を取り込むことができます。
そのため、日中、部屋の中にいながらも日光浴をすることも可能です。
壁に設置した窓と比べて立地を気にしなくても日光を取り込めるのがメリットです。
屋根面から直接日光が入るため、熱くなりやすいというデメリットもあります。
そのため、断熱性の高い窓を選ぶなど、工夫が必要です。
高窓
部屋の高い位置に設置する窓を高窓と言います。
天窓も高い位置に設置しますが、高窓は天窓のように屋根に設置するのではなく壁に設置します。
そうすることによって、すぐ隣に住宅があっても部屋に日光を取り込めるようになります。
また、高い位置から光を取り込むため、部屋の奥まで光が届きやすくなるメリットがあります。
ただ、高さによっては手動での開け閉めが難しくなってしまうため、器具を取り付ける、電動にするなどの工夫が必要です。
出窓
室内で外側に突き出ている場所に設置する窓を出窓と言います。
奥行きがあるため、スペースは変化させずに室内をより広く見せられます。
出窓の棚部分にはぬいぐるみや花瓶などの小物を飾ったりできます。
今回は、設置場所によって名称が異なる6つの窓の特徴についてご説明しました。
窓の開き方で異なる種類は引き違い窓やすべり出し窓もあります。
こちらの2つの記事でもご紹介していますので、合わせてご覧ください。
こんなにあるの!?窓の種類とその特徴 その1
こんなにあるの!?窓の種類とその特徴 その2
同じような窓の形であっても設置する場所によってメリット・デメリットが異なります。
住宅選びの際にはこの記事を参考に窓をチェックしてみてください。
- 敷島住宅設計部が執筆者です。お客様の住みやすさを考えた暮らし方提案をしています。
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