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ウッドショックが住宅価格に与える影響とは?
こんにちは。敷島住宅営業担当です。
皆さんは今、住宅業界で問題となっているウッドショックをご存知ですか?
ウッドショックとは、木材の需要と供給のバランスが崩れ、木材価格が高騰している状況のことをいいます。
1970年代に起きたオイルショックになぞらえて、ウッドショックと呼ばれています。
今回はこのウッドショックの原因や住宅に及ぼす影響について解説します。
ウッドショックの原因
日本で使用している木材の6~7割は、輸入木材です。この輸入木材が新型コロナウイルスの影響で手に入らなくなってきていることがウッドショックの原因です。
日本の木材自給率は3~4割と低い水準で、ウッドショックに対応するだけの国産材を確保するというのは困難を極めます。
日本の木材自給率が低い原因としては、戦時中の伐採や戦後の住宅需要の高まりが挙げられます。
木材は植林してから30年以上の期間を経てようやく市場に出回るため、安くそして大量に仕入れられる輸入木材に頼るようになったといわれています。
木材不足
輸入木材が不足するようになったのは、新型コロナウイルスの影響で海外の住宅需要が高まったことにあります。
テレワークや在宅勤務が増え、海外でも都心部から郊外へ引っ越す人が増加しました。その結果、住宅の着工数が増え、諸外国の木材消費量も一気に高まり、日本に輸入できるだけの木材がなくなったのです。
コンテナ不足
木材不足だけではなくコンテナ不足も問題になっています。
新型コロナウイルスの影響でインターネット通販が以前にも増して盛んになり、国内外問わず物流量が増えています。
物を運ぶためのコンテナや人手が不足していることも、ウッドショックの要因の一つなのです。
また、スエズ運河で起きた大型コンテナ船座礁事故も、コンテナ輸送に大きな影響を与えています。
ウッドショックが及ぼす住宅への影響
ウッドショックにより、木材の価格は全体的に3割ほど値上がりしています。
これまで、輸入木材を中心に使用していた、工務店やハウスメーカーでは打撃を避けられず、木材価格が以前より3~5割ほど値上がりしたところもあります。
また木材の入荷遅延により、施工工期に遅れが生じる場合もあります。
住宅価格は木材だけではなく、その他の設備費や設計費も含み決定するので、住宅価格自体が3~5割値上がりしたわけではありませんが、住宅価格に影響が出ているのは事実です。
ハウスメーカーや工務店によっては、価格の値上げをすぐに行ったところもあれば、期限を決めて現状の価格で販売するなど、さまざまな対策が講じられています。
まとめ
ウッドショックの先行きは不透明で、いつ事態が落ち着くかもわかっていません。
そのため、木材価格の上昇は当面の間、継続するとみられています。
今後、住宅の購入を検討している方は早めにご相談いただくことをおすすめします。
大阪・京都・滋賀エリアで住宅をお探しの方は、ぜひ敷島住宅にお声がけください。
- 敷島住宅営業部が執筆者です。お客様の住まい選びのお手伝いをしています。
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