• 屋根・外壁
2019年9月20日

屋根の形ってどんなのがあるの?代表的な屋根の形をご紹介!

こんにちは、敷島住宅の企画設計部です。

住宅を雨や衝撃から守るという目的を持つ屋根。古代から世界各地の住居を見回しても屋根がない住居はなく、それほど住宅にとって重要なポイントです。

現在ではその土地の気候や建築の法律、用途に適合する為に様々な形状の屋根が存在します。今回はそのなかでも、一般的な屋根である、切妻屋根、寄棟屋根、片流れ屋根をご紹介。形状とそのメリット・デメリットについて解説していきます!

切妻屋根

切妻屋根とは、住宅の屋根としては最も一般的に用いられている形状の屋根です。日本で最も代表的な屋根であり、屋根の頂上から地上に向かって二つの傾斜面で構成された、非常にシンプルな形状です。
同じ長さ、同じ角度の屋根が三角形の形状に取り付けられていることから、三角屋根とも呼ばれます。

屋根形状がシンプルな造りをしているため、施工費用を抑えることができながらも耐久性があります。また、屋根面積も比較的広く、傾斜もある程度調整できるため、雨や雪などにも強いです。南側に斜面があればソーラーパネルを設置したいという方にもおすすめですね。

切妻屋根には形状的なデメリットはほとんどないといってもよいでしょう。同じ切妻屋根でも、妻入りと平入りでデザインは大きく変わってきます。例えば正面から見て三角に見える妻入りであれば洋風スタイルに合わせる、正面から屋根面が見える平入りであれば、古くから神社仏閣等に用いられた屋根なので和風テイストに合わせるなどがオスススメです。

寄棟屋根

寄棟屋根は、傾斜が4方向にある屋根のことです。切妻屋根に次ぐ一般的な形状であり、傾斜が4方向あることから四柱造りとも呼ばれます。

4枚の屋根が建物の四方に向けて傾斜している形状となっているので、時間帯によって日光の当たる屋根が変わります。そうすることによって、日光による室温の上昇を抑えることができます。また、4面ある屋根は、どの角度から見てもバランスが良いので、デザイン的にも美しいです。

一方、平面上で角が多い建物の場合は、屋根の面が増えるため屋根同士が取り合う「谷」部分で雨漏れを起こすことがあります。棟板金などで対策するのがいいでしょう。角の多い複雑な形の建物には不向きな形状です。

片流れ屋根

片流れ屋根は、斜面が一つしかない屋根のことです。斜面が1つしかなく、一方向にのみ雨水を流すことから、片流れ屋根と呼ばれます。デザイン性が高く、洋風な住宅や建造物に使用されることが多い屋根です。

斜面が1つしかない、つまり棟部分が存在しない形状のため、雨漏りが起こりにくくなります。そのため狭小地に適している屋根の形状だと言えるでしょう。また、南側に屋根を流せば、大量の太陽光パネルを設置することが可能です。

まとめ

今回は、切妻屋根、寄棟屋根、片流れ屋根の3つを紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
敷島住宅では、屋根材にスレート瓦葺を標準として採用しており、上記のどの屋根にも向いています。どの屋根にするのか、どんなメリットがあるのかなど、ぜひお気軽にご相談くださいね。

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