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2018年2月3日

大阪高槻のすみ心地に関する知っておきたい3つの特徴

こんにちは、敷島住宅の企画設計部です。

本日はこれまで数多くの計画に携わってきた経験から得た、高槻の地名の由来や歴史の特徴について皆さんにお伝えできればと思います。

 

 

高槻の地名の由来となった「ケヤキと緑豊かな自然」

皆さんは大阪府高槻市の「高槻」は古くは「高月」と呼ばれていたことはご存知でしょうか?

文献によると13世紀以降に発展した安満庄西辺の麓に住んでいた住民が1つの社を建立したとあります。

その社は「天月弓社((あめのつきゆみのやしろ)」や「高月読社(たかのつきよみのやしろ)」と呼ばれておりいつしかこの地が「高月」と呼ばれるようになりました。

では、いつ「高月」が「高槻」と呼ばれるようになったのか、皆さんご存知でしょうか?

それはなんと……、戦国時代だと言われています。

高月にケヤキの大木があり、戦国時代この大木の足元に本陣が建てられました。

当時の地誌である「摂津名所図会」には「乱国の時(いわゆる戦国時代)ここに大木の槻あり、本陣と定められしより槻の字に改ム」、村誌にも同じく「応永(一三九四~一四二七年)の頃一ノ大槻アリ、高二十丈、森然枝葉繁茂シ、日光ヲ遮蔽シ、白日猶暗々、因テ月字ヲ改メ槻字ヲ用ユ」とあるように「月」から「槻」へと名称が変わったことが記されています。

このように戦国時代にはケヤキの古名である「槻」を取り入れて「高槻」と呼ばれるようになりました。

高槻の地名ひとつとっても、こんな歴史がある街だったんですね。

交通と経済の中心だった「淀川」には、実は高槻と深い関係があった!?

淀川花火大会などで知られる「淀川」は京都と大阪を結ぶ経済と流通の中心地として重要な役割を担っていました。

高槻と淀川とは一部しか接していないのですが、実は交通と産業において非常に密接な関係があり、川辺の土地ならではの輸送手段が独自の発展を遂げ「淀川三十石船」「くらわんか舟」という船が生まれました。

「淀川三十石船」とは京都の伏見と大阪の八軒家の間を往復する客船です。

大きさは全長11~15メートル、幅1.8~2.1メートルほどで一度に28人ほどの旅客を運ぶことがで、多い時には一日で約9千人も運んでおり、淀川が流通の要であったことがうかがえます。

その後三十石船の発展に伴って「くらわんか舟」という船も生まれました。

これは、三十石船の旅客に酒や餅などを販売していた煮売舟のことを言います。大きさは全長5~7メートルほどで三十石船に横付けしやすいように少し小ぶりのサイズでした。

皆さん、「くらわんか」という言葉はご存知でしょうか?

これは「食べませんか?」の意味の方言で、当時の商人が使う売り言葉でした。この売り言葉にちなんでくらわんか舟と呼ばれるようになりました。

高槻の柱本が発祥の地と言われていますが、後に枚方にも進出し、幕末頃まで営業していました。

いかがでしょうか?実は河川舟運を通じて、淀川と高槻は深い関わりがあったんですね。

 

高槻の誇る文化遺産「古曾部焼」とは?

古曾部焼きとは1800年頃に初代五十嵐新平が開窯し、五代目栄次郎まで百数十年間続いた近代地窯のことを指します。窯を閉じて70年ほど経過しましたが、今なお愛好家が多く高槻が全国に誇る文化遺産の一つです。

古曽部焼には珍重される茶器類もございますが、現存する多くの作品は火鉢、手あぶり、油つぼ、水差しなどの日用雑貨が主要な生産品です。これは流通路を持たない地焼窯の宿命ですが、それゆえに庶民的な美が創造されました。

作品の特徴は各代によって少しずつ異なりますが、共通するのは渋い彩色、流麗・軽妙な画風、お国焼らしい素朴な造形などで、さらに京焼きの影響も受けており、洒脱な精神が混ざり合った独自の風合いが生まれました。

あまりしられていないのですが、実は高槻というのは焼き物で有名なのですね!

 

まとめ

いかがでしたか?本日は、高槻という地名の由来やあまりしられていない歴史、文化遺産についてご紹介させていただきました。

今回の記事については下記ホームページでさらに詳しく書いております。ご興味のある方はぜひとも参考にしてみてくださいね。

本日もご覧いただきありがとうございました。

参考ページはこちら▼

高槻市HP 「高槻の由来」参考ページ
高槻市立図書館HP 「淀川と高槻のかかわり」参考ページ
高槻市HP 「古曽部焼のこころ」参考ページ

  • ぜひお近くのモデルハウスを見学してみましょう。

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