OWNERS INTERVIEW
リビング
奥様はシンプルな内装を一番に望んでおられ、真っ白なクロスと淡色のフローリングが気に入って、家の購入を決められました。
今まで13年間住んでいた中古物件のマンションは、キッチンや浴室など毎日使う水回りから傷みが目立つようになり、そろそろ引っ越しを検討し始めたS様ご一家。育ちざかりの息子さんおふたりと愛犬一匹がいる暮らしの中で、「ドタバタとうるさくして、階下の人に迷惑をかけるのもイヤなので」と、今度はマンションではなく、新築の一戸建てを希望されるようになりました。
あちこちのモデルハウスを見学するうちに、インテリア好きの奥様の目に留まったのが、敷島住宅の建売住宅。純白のクロスを張り巡らせたシンプルな内装で、フローリングにも淡い色目の床材を採用。「これならどんな家具にも合いそう!」と即決されたそうです。
そんなとき頭をよぎったのは、奥様の離れて暮らすご両親のことでした。「今はまだ元気にしているとはいえ、ふたりきりの生活。これから先のことを考えると、どうしても心配で…。『今度、一戸建てに住むんだけど、一緒に引っ越さない?』って私の方から誘ってみたんです」。
しかし、同居や二世帯住宅はまったく考えておられませんでした。子どもがいる4人家族とご高齢者ふたりの暮らしでは、やはり生活のペースが違います。お互いに干渉せず、程よい距離感を保つために、同じ分譲地内でありながらそれぞれ別の一軒家に住むことを選択されました。
窓辺からご両親のお宅のベランダをちらりと見て、「洗濯物が干してあると、ああ、今日も元気にしているなってひと目で確認できるんです」と奥様。暮らしの気配が感じられる場所にいて、双方のライフスタイルを尊重できる好例がここに実現しています。
家族が集まるリビングにはエイジング加工を施した木製のTVボードや、インダストリアル系のクールな黒革張りのソファ、玄関の飾り棚にはファイヤーキングのマグカップなど、インテリアには古きよきアメリカンプロダクトをお好みのご様子。あまりごちゃごちゃとモノを置かず、お気に入りの家具や雑貨に囲まれて、暮らしを満喫されています。すっきりと片付いた高校2年生と小学校5年生の男の子の子ども部屋も、実は奥様がコーディネート。こだわりのあるインテリアを通じて、S様ご一家の仲のよさまで伝わるようです。
余分なものを削ぎ落した、シンプルで心地いい住まい。スープが冷めない距離にご両親が暮らす安堵感も、家族にとって幸せをもたらす重要なファクターといえるでしょう。
間取り