OWNERS INTERVIEW
リビング
クールな石調の壁材と温かみのある木調の床材を混在させたリビング。二面性のある空間です。
山岳信仰の対象として古くから敬愛される比叡山の裾野に佇むC様邸。
弊社が分譲するこの土地をひと目ご覧になったときから、「作りたい家のイメージができてい
た」とC様はおっしゃいます。
それは、この景観美を最大限に生かすこと。比叡山を借景に外の眺めを家の中にも取り込めるようにひと工夫。東向きの掃き出し窓にはウッドデッキを設置して、バラが彩るガーデンから山の稜線を一望できます。
「1階は大地と繋がるイメージ、2階は空と繋がるイメージです」とおっしゃるC様。
2階の和室は目線の先に比叡山がそびえたち、刻々と変化する空をバックに絵画のような世界観が広がります。
我が家に居ながら自然の中の開放感を満喫できるC様邸。大きな窓を効果的に配置することにより、眺望の良さだけでなく、空間をより広く見せる視覚効果も考慮しておられます。
吹き抜け
リビングの真上ではなく廊下側にずらした吹き抜けが、空間に立体感を与えます。
また、クロスや床材を貼り分けて、同じお部屋でも見える角度で異なる雰囲気を演出。これもC様独自のアイデアです。
「たとえばキッチンだと、前に見える景色が木調で、背面がコンクリート調。振り返るだけで印象が違うので、広い部屋にいるような錯覚を起こします」
さらにはリビングの真上ではなく、北側の窓際に寄せた吹き抜けにもこだわりが。空間に変則的な凹凸をもたせることで死角が生じ、まるでその先に空間が広がっているかのように感じられるのです。
「他にも、『地下室を作りたい』とか『螺旋階段にしたい』とかさまざまなアイデアがありましたが、半分以上は却下されました(笑)。でもそれがプロとしての正しい姿勢。実際
の住み心地は100点満点です」
あまりに我が家が快適過ぎて、コロナ禍で1週間ほど自宅待機していた頃は「社会復帰が難しかった」と笑顔で語ってくださいました。
間取り