「吹抜け」と「高天井」はどう違うの？

こんにちは、敷島住宅の企画設計部です。

当社では「吹抜け」と「高天井」のある間取りがあり、開放感のあるリビングを作りたいというご家庭に人気です。
ですが、「高天井」というとちょっとピンと来ない方もおられるのではないでしょうか。

今回は、「吹抜け」と「高天井」の違いを施工事例を交えてご紹介いたします。

1 「吹抜け」と「高天井」の違い
- 1.1 吹抜け
- 1.2 高天井
2 まとめ

「吹抜け」と「高天井」の違い

「吹抜け」とは、2つ以上の階層をひとつに繋げた間取りです。
一戸建ての間取りでは、天井位置が高くなり、2階部分の窓から1階へと光を取り入れることができるため、1階を明るく開放的な空間にすることができます。

「高天井」とは、その名の通り高い天井です。
当社の一戸建てで言うと、2階の半分ぐらいの高さに天井を作り、その上の空間をロフトなどで活用する間取りとなります。
通常の1階より天井が高くなり明り取りの窓を設置できるので、印象は「吹抜け」に近く、開放感のある空間をつくることができます。
また、ロフトをその上につくることができるので、床面積をおさえつつ実際には少しでも広く使いたいというご家庭に人気です。

吹抜け

こちらの物件は、リビングに吹抜けを設けています。
吹抜けには木の風合いをそのまま生かした化粧梁と化粧火打を取り入れ、縦に伸びる空間にもリズム感を出しています。

吹抜けの天井は屋根の勾配を活かし、窓を設置。3方向から光の差し込む明るい空間です。
吹抜けの天井はこのように屋根裏までを取り込む場合と、2階部分を取り込み天井を作る場合があります。

他にも、リビング階段部分を吹き抜けにした立体感のある間取りや、吹抜けに廊下を渡した間取りなど、縦の空間を活かした様々な間取りが作れるのも、吹抜けの魅力です。

高天井

こちらの物件、一階の間取りは吹抜けの例ととても似た間取りですが、高天井を取り入れたもの。
高天井に設置した2方向の窓から光が差し込む明るい雰囲気も少し似ていると感じるのではないでしょうか。

吹抜けよりは低いものの、2階フロアの半分ぐらいまでを使った高天井は開放的な雰囲気。
窓は、横に長いFIX窓を1階の高窓として2つ並べることで、自然光が降り注ぐ明るい空間を作ります。

間取図をみていただくとわかるように、高天井の上はそのままロフトになっています。
天井は屋根の勾配を活かすことで、低さを感じさせません。
こちらのロフトは2階の階段ホールから直接アクセスできる、家族みんなが使いやすい間取りなので、家族共用の書斎や趣味のスペース、収納など様々な用途でお使いいただけます。

吹抜け同様、様々な間取りが考えられる高天井。
スタンダードにリビングに取り入れるほか、玄関やサンルームとして高天井の空間を使うことも可能です。
またロフトも、主寝室の一部としてプライベートな空間として取り入れられるので、ライフスタイルに合わせた組み合わせが作れます。