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黄檗ランタンフェスティバル【12/10(日)まで】
京都市内エリア担当のMです。
現在、京都宇治で「黄檗山萬福寺ランタンフェスティバル」が開催中です!
中国で制作、日本に移送された「中国ランタン」が萬福寺境内約30か所で夜間点灯されます。
鮮やかな色彩のランタンは一つひとつ中国の故事にちなんでいて、絵物語のよう。
中国的な特徴を色濃く残す伽藍建築とともに、中国の歴史文化を鑑賞できる貴重な機会です!
宇治エリアが誇る魅力の一つにふれてみませんか?
目次
黄檗ランタンフェスティバル 開催概要
黄檗宗 萬福寺
黄檗ランタンフェスティバル
境内を彩る夜の特別拝観
■日時 2023年10月8日(日)~2023年12月10日(日)まで
17:30~21:00(最終入場20:30)
■会場 黄檗宗大本山 萬福寺
京都府宇治市五ケ庄三番割34
■アクセス
・京阪宇治線、JR奈良線「黄檗」駅下車徒歩5分
■拝観料
大人1,500円、学生1,000円、中高校生500円、小学生以下:無料
※学生の方は入場時、学生証の提示が必要
■問い合わせ先
●萬福寺
TEL:0774-32-3900
●日中文旅株式会社
TEL:03-4530-9129
関西最大級のランタンイベント!
隠元禅師渡来(いんげんぜんじとらい)
境内には、さまざまなテーマを表現したランタンが次々と展示されています。
例えば、こちらは黄檗山萬福寺を開創された隠元禅師が、1661年に中国から渡来された様子です。
隠元禅師は中国明朝時代の臨済宗を代表する僧で、中国福建省の黄檗山萬福寺のご住職をされていました。
江戸時代初期、日本からの四度の招請に応えて、20名の弟子を率いて、承応3年(1654年)に長崎へ来港。
中国におる建築、音楽、文学、印刷、煎茶、普茶料理などの先進文化を日本に伝え、禅宗界にも多大な影響をもたらしました。
隠元禅師の茶器(いんげんぜんじのちゃき)
こちらは、隠元禅師が持参した、中国の茶罐(ちゃかん)という茶器。
中国の宜興窯(ぎこうよう)の紫泥(しでい)を材料とした、中国茶器の名工・時大彬(じだいひん)の作です。
胴体にはちゃんと「時大彬做壺」と、落款が記されているんですよ。
お湯が勢いよく注がれている様子がダイナミックで、なんだか楽しいランタンです!
このように多彩なテーマや中国の故事などにちなんだランタンを一つひとつ見ていくのは、楽しく、勉強になります!
日本三禅宗の一つ黄檗宗の大本山
日本の禅寺は、臨済宗、曹洞宗、黄檗宗の三宗に分類されていて、萬福寺は黄檗宗の大本山のお寺です。
中国的な特徴を色濃く残している点が、他の宗派との大きな違いです。
伽藍の建築様式や、儀式作法、法式・梵唄(太鼓や銅鑼など様々な鳴り物を使い読まれる、黄檗宗独特の節のあるお経)に、その伝統が受け継がれています。
境内全体は七堂伽藍が明朝様式で配置されていて、それぞれの建築様式も中国風です。
こちらは隠元禅師をお祀りしている開山堂。
とっても中国的なデザインですよね。
時刻を知らせる「開梆」(かいぱん)も、隠元禅師が日本に伝えました。
木でできた大きな魚の形、探してみてくださいね。
おなじみの隠元豆(いんげんまめ)も、隠元禅師がもたらしたってご存じでしたか?
そのほかにも、西瓜(すいか)・蓮根(れんこん)・孟宗竹(たけのこ)なども、隠元禅師が中国から日本に伝えたと言われています。
萬福寺では、隠元禅師が伝えた中国の精進料理である普茶料理をいただくこともできます(要予約)。
まとめ
今回は宇治で中国の歴史文化に親しむことができるイベントをご紹介しました。
私もこのランタンフェスティバルを機に、夕方早めからゆっくりと参拝。
中国と縁の深い萬福寺は他のお寺とは違った趣があり、興味深かったです!
宇治といえば、お茶の街であり、平等院など数多くの史跡がありますが、また異なる側面を知れた気がします!
数々の鮮やかで楽しいランタンが、その水先案内人の役割を務めてくれます!
写真映えもしそう期待できますよ♪
- 敷島住宅営業部が執筆者です。お客様の住まい選びのお手伝いをしています。
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